WiMAXホームルーターのおすすめと最安値|機種・キャンペーン比較や評判で分かる高コスパプロバイダ

WiMAXホームルーターはどうなの?プロの比較や評判からドコモhome5GやSoftBankAirとの違い

WiMAXのホームルーターは、工事不要でコンセントに挿すだけで、光回線並の高速通信が利用できる据え置き型のWiFi。

持ち運びできるモバイル型ルーターよりアンテナ感度が高いので、家のなかでも比較的快適に使えることから、一人暮らしの方に人気があります。

そんなWiMAXホームルーターを検討されている方にとって必要であろう情報を、ネット回線アドバイザーが徹底的に調査・比較しました。

読みたいところから見ていただいても大丈夫です!もしシッカリと理解したい方は、最初から順番にお読みいただくことでより深い理解に繋がるように構成しておりますので、上から順にお読みください。

この記事の監修者
瀬戸根(セト・せっちゃん)

瀬戸根 弘宜
ネット回線アドバイザー,WiMAXマスター

神戸新聞社が認めるネット回線アドバイザーであり株式会社LIFEFiTの代表取締役。利用ユーザーのことを第一に考えた、本来あるべきインターネット回線の選び方を提唱。
監修者プロフィール(マイベストプロ)

この記事の目次

WiMAXホームルーターの基礎情報

WiMAXホームルーターの基礎情報

2021年11月現在、WiMAXホームルーターは「WiMAX+5Gプラン(ギガ放題プラス)」でのみ取り扱いしています。

また、料金はプロバイダによって違い、取扱機種も半年に1台づつ変わっているので、まず簡単に代表的な3つのプロバイダの料金と機種をご紹介します。

WiMAXホームルーターの料金・プラン

WiMAXはホームルーター専用プランが設定されているわけではなく、モバイルルーターもホームルーターも共通のプラン内容となっています。

ただプロバイダ毎に設定された月額料金・端末代などは異なるので、代表的なプロバイダの料金だけ出しました。

月額料金
(ギガ放題プラス)
データ制限端末代契約期間
カシモWiMAX
カシモWiMAX11,000円キャッシュバック
Amazonギフト券最大15,000円
毎月4,378円
(初月:1,408円)
無制限
(3日制限なし)
無料3年間
2年間
Vision WiMAX
Vision WiMAX通常キャンペーン
現金10,000円CB
1~2ヵ月4,400円
3ヶ月目~4,950円
(初月:無料)
無制限
(3日制限なし)
無料3年間
1年間
GMOとくとくBB
GMOとくとくBB WiMAX
現金14,000円CB
1~24ヵ月4,158円
25ヶ月目~4,708円
(初月:日割り)
無制限
(3日制限なし)
無料3年間
UQ WiMAX
UQ WiMAX公式サイト
現金5,000円CB
1~24ヵ月4,268円
25ヶ月目~4,818円
(初月:日割り)
無制限
(3日制限なし)
21,780円2年間

全てのプロバイダで利用回線&データ容量制限等は全く同じですが、月額料金の設定はプロバイダごとに異なります。

ちなみに端末代も基本無料ですが、一部契約期間が短いプロバイダでは21,780円の端末代がかかります。

WiMAXホームルーターの取り扱い機種

最新のWiMAXルーターの取扱機種はWiMAX+5G専用の2機種だけです。

スクロールできます
WiMAX+5G専用
(現行機種)
WiMAX+5G専用
(現行機種)
WiMAX2+専用
(※完売により新規受付終了)
イメージSpeed Wi-Fi HOME5G L12HOME 5G L11HOME02
機種名HOME 5G L12HOME 5G L11HOME02
メーカーNECプラットフォームズZTENECプラットフォームズ
対応プランギガ放題プラスギガ放題プラスギガ放題
最大通信速度下り最大2.7Gbps
上り最大183Mbps
下り最大2.7Gbps
上り最大183Mbps
下り最大440Mbps
上り最大75Mbps
最大下り速度
(4Gエリア)
下り最大708Mbps
(WiMAX2+とauLTEのまとめて通信)
下り最大708Mbps
(WiMAX2+とauLTEのまとめて通信)
下り最大440Mbps
※2022年秋より220Mbpsに
サイズW101×H179×D99mm約W70×H182×D124mm約W50×H118×D100mm
重量446g約599g約218g
WiFi規格IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)

※Wi-Fi6の4ストリーム対応
IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
IEEE802.11a/n/ac(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
LANポート2つ2つ1つ
対応回線・5G(sub6/他周波数)※1
・4G LTE
・WiMAX 2+
・5G(sub6/他周波数)※1
・4G LTE
・WiMAX 2+
・au 4G LTE
・WiMAX 2+
セキュリティーWPA3
(WiFi6)
WPA3
(WiFi6)
WPA2
同時接続台数
(WiFi接続時)
40台30台20台
その他TWT技術搭載※2TWT技術搭載※2Alexaと連携
端末代基本無料基本無料基本無料
※画像はUQ WiMAX公式サイトより転載
※端末代はUQ WiMAX/BIGLOBE等だと16500円~21912円と有料です。
※1 ミリ波は除く
※2 WiFi接続端末の通信スリープ時間を増やしてバッテリー長持ちさせる技術

2021年に発売した「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の2機種のみが選択肢となります。

どちらの機種も5G対応で通信速度や基礎的なスペックに大きな差はありませんので、どちらを選んでも問題はありません。

ただ今は、Speed Wi-Fi HOME 5G L12のほうが、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6の中でも更に最新技術を詰め込んでいるので、複数台同時接続したときに遅くなりにくいです。

WiMAXホームルーターとモバイルルーターの違いは?

モバイルルーター
(持ち運び型)
ホームルーター
(据え置き型)
Galaxy 5G Mobile Wi-Fihome5gl11
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
Speed Wi-Fi 5G X11
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
Speed Wi-Fi HOME 5G L12

ホームルーターとモバイルルーターの一番の違いは、モバイルルーターはバッテリー動くので持ち運びできるけど、ホームルーターはコンセント給電が必要なので持ち運びしづらいことです。

また、コンセント給電なので使える電力量が多いホームルーターの方が、少しだけ内蔵アンテナのスペックが高く、より安定した通信が可能と言われています。

大きく違うところはこの程度ですが、モバイルルーターにするかホームルーターにするか迷っている場合、一人暮らしで使う多くの方にモバイルルーターをおすすめします。

ホームルーターとモバイルルーターのスペック差が多少あると言っても、差を体感できるほどではありませんので、使い勝手の良いモバイル型にしているほうが邪魔にもならないですし、旅行などにも持っていきやすいのでおすすめです。

ちなみに、モバイルルーターにされる場合は、バッテリー持ちと操作性の良さから「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」をおすすめします。

WiMAXホームルーターと光回線の違いは?

WiMAXホームルーターと光回線の違いを、簡単にわかるように並べてみました。

WiMAX
ホームルーター
光回線
  • 工事が不要
  • 契約後2~3日で使える
  • 通信速度は約40~80Mbps
    ※時間帯次第で遅くなることも
  • データ容量は実質無制限でも制限はある
    ※1ヶ月無制限、3日15GB制限
  • ほぼ場所を取らない
    ※使うコンセントは1つ
  • 利用エリアにより品質は変わる
    ※電波の強さ次第
  • オンラインゲームでラグがでやすい
  • 月額料金は実質4400円ほど
  • 工事が必要
  • 契約後に使えるまで2~3週間かかる
  • 通信速度は約80〜200Mbps
    ※マンションは夜だと遅くなりやすい
  • データ容量は完全無制限
    ※一部上り制限があるプロバイダもある
  • 最低2つは機械を置く必要がある
    ※コンセント2つ使う
  • 利用エリアで品質は変わらない
    ※プロバイダと周辺利用者数で変わる
  • オンラインゲームでラグがでにくい
  • 月額料金は実質4,500円ほど

光回線は、高い通信品質にデータ容量無制限だけど、導入までに時間が掛かるが、ハードな使い方でも問題なく対応できる。

WiMAXホームルーターは、通信速度は速く一般的な使い方なら問題ないが、オンラインゲームなどだとラグがでやすく、大容量通信を大量に行う人に向いていない。

光回線にしたほうが良い人
  • オンラインゲームを快適に楽しみたい方
  • 高画質動画をTVなど大画面でたくさん視聴したい方
  • 1人以上(2人〜)で利用する方
  • とにかくデータ通信制限を気にしたくない方
WiMAXホームルーターに向いている人
  • 一人暮らしの人
  • あまり家にいない人
  • 動画視聴は1日3時間以内の人
  • ゲームも少しするけどハードにはしない人

WiMAXホームルーターの評判|実際の口コミ

WiMAXホームルーターは遅いという声も稀にありますが、比較的安定した速度が出ている方でした!

瀬戸根

ちなみに、ホームルーター使用時で遅い時は、ルーターを再起動するか、窓側に置いてみてください。高速化する可能性が非常に高いですよ!

この理由はメモリリークという現象で、長時間Wi-Fi製品を付けてると起きるビジー状態みたいなものが原因となっているからです。これは再起動で解消できるので再起動すると速度が復活するわけです。

ちなみに遅い日があるのはWiMAXホームルーターだけではない!

ドコモ home5Gの遅い時

SoftBankAirが遅い時

ホームルーターはサービスの特性上、どれでも遅くなることもあります。

ただ、ソフトバンクエアーは夜になると遅くなることが多いと問題視されているので、WiMAXホームルーターの方が安心ですね!

WiMAXホームルーターのメリットは8つある

WiMAXホームルーターには多くのメリットがあります。

メリット
  • 工事不要でコンセントに繋げばネットに繋がる
  • SoftBankAirより夜間の通信速度が速い
  • データ容量は実質無制限でコスパが最高
  • 2LDK程度の広さでもWi-Fiの電波が弱くなりにくい
  • ホームルーター1台だけで場所を取らない
  • 置き場所はコンセントがあれば自由
  • モバイルルーターより同時接続台数が多い
  • ドコモ home5Gより微妙なエリアでは安定する

それぞれのメリットを例をふまえて解説します。

工事不要でコンセントに繋げばネットに繋がる

WiMAXホームルーターはモバイル回線を利用しているので工事は一切不要で、ホームルーターが届いたらSIMカードを入れて、コンセントをさすだけでインターネットに繋がります。

しかも、最短即日発送してくれるので、早ければ明日から使うことが可能です。

光回線なら開通工事の予約をしてから、最短2週間後の工事日に立ち会い、ONU(モデム)の設定をして、Wi-Fiルーターをつないでと、やることはたくさんあります。

WiMAXホームルーターはこういった手間が少ないのが魅力です。

SoftBankAirより夜間の通信速度が速い

WiMAX+5GとSoftBankAirの速度比較
左:WiMAXホームルーター
右:SoftBank Air

通信速度の遅くなりやすい20:40に実際に並べて計測した速度を御覧ください。

下り速度上り速度Ping
WiMAXホームルーター49Mbps11Mbps21ms
SoftBank Air9.3Mbps6.1Mbps29ms

通信速度はおよそ10Mbps出ていれば特に困らないといいますが、それでも高画質動画の再生は20Mbps以上あるのが望ましいです。

WiMAXホームルーターは、通信速度が遅くなりやすい時間帯でも49Mbpsも出ていることを考えると、あらゆる時間帯で快適に使えるというのは明確です。

データ容量は実質無制限でコスパが最高

WiMAXホームルーターの1ヶ月のデータ容量制限は無制限です。2022年2月1日に3日15GB制限は撤廃されました。

例えば、最もデータ容量の多いドコモ home5G(月300GBほど)は月額4950円で端末代39,600円がかかりますが、WiMAXホームルーター(カシモWiMAX)なら月額4,455円で端末代0円です。

ドコモ home5Gは3日制限は基地局の混雑状況次第のようで、明確な数字は決まっていませんが、おおよそ3日30GB程度使うと速度制限にかかる例が見られています。

そう考えると、月額料金面やデータ容量単価は、どのホームルーターよりもコスパが良いと考えて差し支えないです。

2LDK程度の広さでもWi-Fiの電波が弱くなりにくい

WiMAXホームルーターは、モバイルルーターより内蔵アンテナの出力が高いので電波の受信感度や送信量が多いです。

受信感度が高く送信量が多いということは、PCやスマホから送信した際に届く電波量も多く、受信する電波量も多いということです。

また、基地局からキャッチする電波量も多いので、ルーター側で処理できる情報量も多くなるということになります。

シンプルに言えば、「別の部屋にも電波が届きやすく、通信速度も遅くなりにくい」という特徴を持っているということです。

ホームルーター1台だけで場所を取らない

Speed Wi-Fi HOME 5G L12の置いている図

WiMAXホームルーターは、ホームルーター1台をコンセントにさして置くだけなので、それ以外の配線も不要です。

コンセントアダプターは少し嵩張るかもしれませんが、それでもペットボトルの高さと横幅程度のルーターを置くだけなので、場所を取らず空きスペースに収める事が可能です。

光回線であれば、LANケーブルを接続できるコネクターがある場所に、電源ケーブルの延長コードをつないで、ONU(モデム)と無線LANルーターの2つを設置する必要があるので、配線と機械で地味に場所を取ります。

置き場所はコンセントがあれば自由

WiMAXホームルーターは、光回線のようにLANケーブルコネクタの近くに置く必要はありません。

自宅内のどこでも電波が良ければ、コンセントのある場所ならどこに置いても大丈夫です。

ただ、窓側の方が電波がよい傾向にあるので、電波の強さを見ながら置き場所を決めるのを推奨します。

モバイルルーターより同時接続台数が多い

モバイルルーターの最大同時接続台数は20台ですが、WiMAXホームルーターの最大同時接続台数30~40台となっています。

自宅内の家電をWi-Fiに繋いだり(IoT化)しているなら、同時接続台数は多ければ多いほど使いやすいです。

ドコモ home5Gより微妙なエリアでは安定する

実は、ドコモの高速LTE回線が入らない微妙なエリアなら、WiMAXホームルーターの方が速い事が多いです。

ドコモの高速LTEが入らないエリアでの通信速度

どうしても、ドコモ home 5Gは利用できる回線をスマホより少し狭めているのか、エリアの広いプラチナバンド回線を拾っている時は速度が遅くなりやすいです。

WiMAXホームルーターのデメリット(注意点)は4つ

WiMAXホームルーターは高性能ではあるものの、当然デメリットもあります。

注意点(デメリット)
  • 3日制限はないが、使い過ぎると制限にかかることも
  • エリア外で使えない地域もある
  • 持ち運びはできるが不便
  • 光回線より通信速度は遅い(例外有)
  • 2年未満の違約金が少々高い

大事なところなのでシッカリとご説明します。

3日制限はないが、使い過ぎると制限にかかることも

WiMAXにあった3日15GB制限は2022年2月に撤廃されましたが、1~3日間程度の短期間で大容量通信を行なった場合、速度制限にかかる可能性はあります。

ただ、明確な速度制限にかかる容量が設定されているわけではなく、3日間で55GB使っても速度制限にかからなかったので、電波を受発信している基地局の混雑状況次第で変わるかと思います。

そのため、以前より大幅に使えることは間違いないですが、それでも速度制限が全くないとは言い切れないということはご理解いただくことを推奨します。

エリア外で使えない地域もある

WiMAXホームルーターは5Gになってから、ワイドレンジ型LTE回線であるau4GLTEが利用できるようになり、エリア外の場所が大幅に減りました。

ただプラチナバンドにはスタンダードモードでは対応していないので、スマホと比べるとエリア外の場所もまだ多います。

WiMAXホームルーターはどうなの?プロの比較や評判からドコモhome5GやSoftBankAirとの違い

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