WiMAX5Gの2台目となるホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」のスペックはどうなのか?また契約はおすすめできるのか?
2016年からWiMAX全ての機種を使ってきて、あらゆるメーカー独自の特性等をふまえて評価してきたプロが、徹底的にお伝えします。

瀬戸根 弘宜
ネット回線アドバイザー,WiMAXマスター
神戸新聞社が認めるネット回線アドバイザーであり株式会社LIFEFiTの代表取締役。利用ユーザーのことを第一に考えた、本来あるべきインターネット回線の選び方を提唱。
>監修者プロフィール(マイベストプロ)
→ Speed Wi-Fi HOME 5G L12とL11の比較はこちら
Speed Wi-Fi HOME5G L12のスペック

項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 NAR02 |
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 |
対応回線 | au 5G(Sub6/NR化) au 4G LTE WiMAX 2+ |
速度 | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps |
サイズ | W101×H179×D99mm |
重量 | 446g |
有線ポート | 有線LAN2つ |
WiFi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) ※Wi-Fi6の4ストリーム対応 |
同時接続台数 | 42台 有線LAN2台 WiFi40台 ※2.4GHz:20台,5GHz:20台 |
WiFiセキュリティー | WPA3 ※最新規格 |
SIM(UIM) | au Nano IC Card 04 LE U |
対応プラン | ギガ放題プラス (5G専用プラン) |
WiMAX 5Gホームルーターの速度はどれも同じです。
ただ、マンションタイプの光回線の規格上の速度より速い数値となっています。

家はマンションタイプの光回線(VDSL方式)を引いていて、夜遅いことがよくあるのですが、そんな時は大抵WiMAXのほうが速いです。
実のところ、6月に登場したSpeed Wi-Fi HOME5G L11とスペックは変わらず特徴もあまり差はないですが、Speed Wi-Fi HOME 5G L12の特徴を詳しくご紹介します。
Speed Wi-Fi HOME5G L12の特徴
- 工事不要で最短当日から利用できる
- とにかく通信速度が速い
- 最新セキュリティー技術で安心
- 最速WiFi規格(WiFi6)のIEEE802.11axに対応(最大1,201Mbps)
- TWT技術で接続端末のバッテリー持ちが良くなる
- 契約住所以外でも利用できる(WiMAXだけ)
特徴1:工事不要で最短当日から利用できる

WiMAXホームルーターはSpeed Wi-Fi HOME5G L12だけに限らずどの機種でも、工事不要でコンセントにつないで電源を入れるだけでWiFi通信が出来ます。
工事予約してから工事完了まで、2週間~1ヶ月ほどの期間を待つ必要もなく高速通信が使えるようになるので、便利かつ手軽にWiFi環境を設置できます。
特徴2:とにかく通信速度が速い

HOME 5G L12は、WiMAX2+回線・au4GLTE回線・au 5G回線の3つを同時に使って通信でき、3つ全てまとめた場合の理論上の速度は下り2.7Gbpsとなっています。
しかし、そもそも2.7GHzというのは理論上の数字であって、この通信速度は基本的に出ないです。また、そもそもWi-Fi通信時は1201Mbps(1.2Gbps)が最大なので、1.2Gbps以上での通信も不可能です。
そうはいっても、5Gエリア外でもWiMAX2+(4G回線)とau4GLTEをまとめて通信できるので、従来のWiMAXホームルータ(L02やHOME02)と比べて高速通信が可能なのは間違いありません。
※HOME02やL02は、WiMAX2+回線のみでしか通信できません。(既に新規受付終了しています。)
特徴3:最新セキュリティー技術で安心

HOME 5G L11から、WiFi通信の暗号化方式にWPA3(最新規格)が採用され、Speed Wi-Fi HOME5G L12でもWPA3は採用されています。
WiFiの暗号化技術というのは、通信内容を外部から覗かれても内容がわからないようにする暗号化技術であり、WiFi通信上のセキュリティー面で非常に大切な機能です。
例えば、Amazonなどで買い物をする際に、クレジットカード情報をWiFiでやり取りしていますが、通信内容を覗かれてクレジットカード情報が漏れると大変ですよね。
今までは、WEPやWPA2というセキュリティー方式でしたが、徐々に暗号解読できる技術が普及してきたことにより、WPA2でも完璧に安全とは言えなくなりました。
HOME 5G L12でもWPA3が採用されているため、WiFi通信時の情報漏洩リスクが大幅に削減できるのは大きな特徴です。
特徴4:Wi-Fi6の4ストリームに対応

Speed Wi-Fi HOME5G L12は、最新・最速のWiFi規格であるWi-Fi6(IEEE802.11ax)の更に4ストリームに対応しており、Speed Wi-Fi HOME 5G L11よりWi-Fi通信時の速度規格は速いです。
そもそも、WHOME 5G L11からスマホやPC等の端末間をつなぐWiFi規格によって、一度の送受信できる量が決まっており、従来はIEEE802.11acまでしか対応していませんでした。
11axという規格は、11acよりも2段階先(11adというものが次規格)であり、一度に送受信できる情報量が1つ規格が上がるだけで数倍に膨れ上がるため、従来のホームルーターより端末側の性能が上がっています。
最新のWiFi規格が採用されているということは、従来型より更に高い情報処理能力を持っている端末と同義です。簡単に言えば、端末の数字上のスペック以外に、情報処理速度も向上しているので、体感速度も向上しています。
特徴5:TWT技術で接続端末のバッテリー持ちが良くなる

TWT(Target Wake Time)技術を導入したことで、接続中でも使っていない時のWiFi通信を極力行わないようになったため、Wi-Fi電波受信で無駄に消費していたバッテリーを抑えることに成功しています。
決k的に、各端末のバッテリー持ちを向上させることができるようになりました。
どうしても従来(HOME02やL02)だと、WiFi接続中は端末側がWiFi回線を常に拾っているかモニタリングし、WiFiが弱い場所だとキャッチする量増やすためにバッテリーの消費量が増えていました。
HOME 5G L12は、このように気付いていないときにWiFiキャッチで消費していたバッテリー量の無駄を削ることができ、結果的にスマホやPCのバッテリー長持ちに一役かってくれることとなります。
特徴6:契約住所以外でも利用できる
WiMAXホームルーターはSpeed Wi-Fi HOME 5G L12以外でも、契約住所以外でも利用できるので、実家に帰る時に持っていったり、旅先に持っていくことも可能です。
よくホテルのWiFiが遅かったりすることもありますが、そんな時でもSpeed Wi-Fi HOME5G L12を持っていっていれば、エリア内なら安心して利用できます。
ちなみにホームルーターを持ち運べるのはWiMAXの特権で、「ソフトバンクエアー」や「ドコモのHOME 5G HR01」は契約住所以外では使えません。
特徴7:形は五角形と少し変わっている

Speed Wi-Fi HOME 5G L12は、他のホームルーターとは少し形が変わった五角形になっています。
ほとんどのホームルーターが、四角形・長方形・丸形なので、奇抜なものがお好きな方は形を見て楽しめるかもしれませんね。
HOME 5G L12とHOME 5G L11の違い(他WiMAXホームルーターとの差)
L12 | L11 | HOME02 | |
---|---|---|---|
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通信速度 (最大) | 下り2.7Gbps 上り183Mbps | 下り2.7Gbps 上り183Mbps | 下り440Mbps 上り75Mbps |
サイズ | W101×H179×D99mm | W70×H182×D124mm | W50×H118×D100mm |
重量 | 446g | 599g | 218g |
WiFi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) ※Wi-Fi6に対応 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) ※Wi-Fi6に対応 | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) ※Wi-Fi6は非対応 |
WiFi暗号化方式 | WPA/WPA2-PSK(AES) & WPA3 | WPA/WPA2-PSK(AES) & WPA3 | WPA/WPA2-PSK(AES) |
同時接続台数 | 最大40台 | 最大30台 | 最大20台 |
端末代※ | 21780円 (基本無料) | 21780円 (基本無料) | 16500円 (基本無料) |
一つ前の機種であるHOME02とは、そもそもプランが違うということもありますが、端末スペックだけで見ても圧倒的な差があります。
通信速度は下り・上りともに2~6倍速い
スペック上の通信速度は、L12とL11は同じですが、4G専用機種であるHOME02と比べると大幅に速いです。
L12 | L11 | HOME02 | |
---|---|---|---|
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通信速度 (最大) | 下り2.7Gbps 上り183Mbps | 下り2.7Gbps 上り183Mbps | 下り440Mbps 上り75Mbps |
HOME02(4G専用機種)と比べると、下り速度はHOME02の約6倍、上り速度はHOME02の約2.5倍速いです。
ただ実際の通信速度は平均して1.6~2.5倍程度しか差はありません。
Wi-Fi6対応でセキュリティー&速度UP
Wi-Fi6は最新のWi-Fi規格であり、Wi-Fi通信時の最大通信速度自体が向上しました。
Wi-Fi規格が変われば、Wi-Fi間での通信におけるルーター側の負荷も変わり、通信ロス自体も減少する傾向にあり、結果的に通信品質も向上します。
また、Wi-Fi6に対応しているルーターでは、WPA3というWi-Fi通信のセキュリティーとして暗号化方式の改良によって安全性も高まっています。
同時接続台数は一番多い
Speed Wi-Fi HOME 5G L12は同時接続台数40台と、Speed Wi-Fi HOME 5G L11より10台多く、HOME02(4G専用機種)と比べると2倍にもなります。
L12 | L11 | HOME02 | |
---|---|---|---|
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同時接続台数 | 最大40台 | 最大30台 | 最大20台 |
ただ、WiMAX+5Gには3日15GB制限があるので、あまり多くの台数を同時接続してしまうと、すぐ15GB制限にかかってしまうことになるので要注意です。
また、そもそもホームルーターは5台以上同時接続すると、遅くなりやすいので、必要最低限で済ませるのが理想です。
室内での電波強度が大幅強化された!理由はau 4G LTEの存在が大きい
Speed WiFi HOME 5G L12は、Speed Wi-Fi HOME 5G L11同様にギガ放題プラスというプランになり、au 4G LTEがデフォルトで使えるようになったことで、室内での電波強度から通信速度などの通信環境が大幅強化されました。

下:HOME02の室内での電波の状態
HOME 5G L11~L12からデフォルトで使えるようになったau 4G LTEは、auスマホでの主要回線となる2GHz帯の「高速ワイドレンジ型回線」と呼ばれるものです。
基地局がたくさんあるので、回線キャパ容量も多く通信速度が安定して出せる特徴を持っています。
逆に、HOME02はデフォルト時だとWiMAX2+回線のみしか使えず、WiMAX2+回線は障害物に弱い特性をもっており、エリア内であっても室内だと弱くなったり圏外になるという状況がよくありました。
単純な話、HOME 5G L12/L11はHOME02(WiMAX2+)より室内に入ってくる電波量が多いということです。
結果的に、WiMAXのエリアを強化することができ、また電波量が増えたことによりHOME02だと、1段階電波が弱くなっていた場所でもシッカリと電波が入るようになったわけです。
旧機種(HOME02)より劣るポイント
- サイズが横2cm高さ5.4cm奥行き2.4cmも大きくなった
- 端末代が5280円高くなった(※UQ WiMAX選択時)
サイズや重量に関しては、5G回線と4G回線の両方に対応させるために内蔵アンテナ自体が大きくなり、速度が上がる=処理速度が必要になったことで排熱処理も多少必要になったことで大きくなったのでは?と思います。
ただ、大きくなった分、スペックが大幅に強化されているので、劣るとは言えどもプラスに考えるべき要素ではあります。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11とのスペック差はないものの、4G専用のWiMAXホームルーターとは一線を画するほどのスペック差があります。
結局、Speed Wi-Fi HOME 5G L12とL11はどっちがいいの?
Speed Wi-Fi HOME 5G L12は、1つ前のSpeed Wi-Fi HOME 5G L11とスペック自体は変わりません。
そのため、どちらを選んでも良いです。
デザインやサイズ感で選んでも、メーカーで選んでもどちらも良いでしょう。どちらもできることは基本的に変わりませんし、どちらも通信スペックに差はないかと思います。
L11やHOME02との違いまとめ
基本スペック自体は、
Speed Wi-Fi HOME 5G L11と変わらない
ただ4G専用端末(HOME02)とは以下の違いがある
- 最大下り速度が約6倍速い
- 最大上り速度が約2.5倍速い
- Wi-Fi6に対応している(IEEE802.11ax)
- WiFiの暗号化方式がより安全になっている
- 同時接続台数が多い
- 常にau 4G LTEとau 5Gが使える(5G共通)
- 3日制限が1.5倍に増えた(10GB→15GB)(5G共通)
- 室内での電波強度が大幅強化された(5G共通)
Speed Wi-Fi HOME 5G L12と他社ホームルーターを徹底比較
Speed Wi-Fi HOME 5G L12の検討中の方は、SoftBankAirやドコモの5GホームルーターHR01と比較している人も多いかと思います。
そこで以下3機種で比較を行います。
- HOME 5G L12(WiMAX+5G)
- Airターミナル4(SoftBankAir)
- HR01(ドコモ home5G)
やっぱり、ドコモから出るということで興味を持っている人も多いのではないでしょうか。
L12 (WiMAX+5G) | Airターミナル4 (softbankAir) | HR01 (docomo) | |
---|---|---|---|
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下り速度 ※回線規格上 | 2.7Gbps | 481Mbps (一部962Mbps) | 4.2Gbps |
上り速度 ※回線規格上 | 183Mbps | 不明 | 218Mbps |
WiFiの最大速度 (速度はこっちが重要) | 1201Mbps | 867Mbps ※最新機種のみ一部1201Mbps | 1201Mbps |
サイズ | W101×H179×D99mm | W103×H255×D103mm | W95×H170×D95mm |
重量 | 446g | 635g | 720g |
WiFi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) ※1 ax対応機種もある | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
WiFi暗号化方式 | WPA3 | WPA2 | WPA3 |
同時接続台数 (有線ポート分は除く) | 最大40台 | 最大64台 | 最大64台 |
利用回線 | au 5G(Sub6/NR化) au 4G LTE(2GHz) WiMAX 2+(2.5GHz) | AXGP(2.5GHz) SoftBankLTE (2.1/3.5GHz) | docomo 5G(Sub6のみ) PREMIUM 4G LTE 4G LTE (700~3.5GHz) |
端末代 | 基本無料 (一部21,780円) | 59,400円 (3年利用で実質無料) | 39,600円 (3年利用で実質無料) |
登録住所以外の利用 | 可能 | 不可 | 不可 |
スペック比較表だけでわかりづらい「本来の通信速度」や「利用回線に基づく対応エリア」等をふまえて以下に違いを書いていきます。
通信速度は基本同じ!機種スペック差に騙されないで
端末スペック上の表記だと、ドコモHOME 5G HR01が一番凄くみえますが、この表記の速度は厳密なところだと正しくはないです。
なぜなら、端末スペックの最大通信速度は、基地局〜HR01(機種)まで最大4.2Gbpsで通信できるという意味でしかありません。しかもその速度で通信することは100%ありません。
そして、HR01(機種)〜接続するスマホ等の端末(デバイス)までのWi-Fi通信時の速度は最大1201Mbps※で同じです。WiFi規格の速度はボトムネックになるので、機種スペックの通信速度を見ても意味がないというわけです。
ただ、Speed Wi-Fi HOME 5G L12はWi-Fi6の更に4ストリームに対応しているため、Wi-Fi側でも最大2.4Gbpsまで理論上は出せるようです。ただ基本どれも同じだと思っていただくのが良いでしょう。
要するに、WiMAXのHOME 5G L12とドコモのHOME 5G HR01の最大速度は同じです。
ただし、Wi-Fi通信間での速度は変わらなくても、基地局〜ルーター間での通信速度は利用する回線や電波状況等により変わってくるため、実際に出る通信速度は違います。
そして実際に出る通信速度は、利用している回線スペックの高さからドコモ HOME 5G HR01のほうが基本的には速いです。
しかし、実際にWiMAX+5Gでも全く問題のない速度なので、あまり気にする必要はないとも言えます。
※WiFi6規格のIEEE802.11ax(5GHz)にした時のみ最大1201Mbpsとなり、通常のWiFi通信規格(2.4GHz)だと573Mbpsとなります。
※更に厳密にいえば、最新スマホや最新PCでもないと、そもそもWiFi6に対応していないので、5GHzでWiFi接続しても、WiFi5の最大867Mbpsが最大通信速度となります。

SoftBank Airが遅いという口コミが多いですが、この理由は回線キャパが混雑気味だからであり、3年間契約していて実際に遅い事が多いので事実です。
利用回線でわかる各社の対応エリアの差
ホームルーターを提供している各社利用している回線ごとに対応エリアを比較してみました。
各社 | エリアマップ (利用回線) |
---|---|
WiMAX (HOME 5G L12) | ![]() au 5G(Sub6のみ) au 4G LTE(2GHz) WiMAX 2+(2.5GHz) |
SoftBankAir (Airターミナル4) | ![]() AXGP(2.5GHz) SoftBankLTE(2.1/3.5GHz) ※SoftBankLTE2.1GHzのみのエリアは非公開 |
docomo (home5G HR01) | ![]() docomo 5G(Sub6のみ) PREMIUM 4G LTE(3.5GHz) 4G LTE(700~2.5GHz) |
SoftBankAirはAXGP以外はまともにわからないような仕様になっています。スマホのエリアマップは検索できるので技術的に可能なはずですが、意図的なものを感じて残念で仕方ありません。
Speed WiFi HOME 5G L12の対応エリアはドコモ並み
WiMAX+5GのSpeed Wi-Fi HOME 5G L12の対応エリアは、東京近郊の田舎(房総周辺)でもドコモ並みに広いです。
ちなみに、WiMAXのエリアマップのエリアないとエリア外の間が尖っていますが、これは利用している回線周波数の問題で、WiMAXはドコモより遠くまで飛ばしづらい電波なので、障害物の奥側だと弱くなりやすいため、電波が基地局から円状に広がらないからです。
SoftBankAirは、WiMAXよりさらに障害物に弱い回線を利用しており、また基地局の設置数も少ないので必然的にエリアが狭いです。
エリアチェックは、左上の通信モード設定を「【5G対応】スタンダードモード」にしてから行ってくださいね。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12のプロの総合評価
WiMAXのホームルーターの中で見ても、HOME 5G L12はハイスペックです。
また、他社ホームルーター全体で見てもドコモ home 5G寄りは遅いですが、通信速度自体は平均でみても速いほうで、端末料金自体も安いのでコスパが非常に良いです。
なにより、SoftBank Airと悩んだら速度の安定性や室内での電波の入りやすさから、Speed Wi-Fi HOME 5G L12にしておくべきだと思います。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12はどんな人におすすめ?
置くだけWiFi(ホームルーター)を検討している全ての人におすすめ!と言いたいところですが、あらゆるポイントで比較してきて、確実おすすめだ!と言えるのはこんな人です。
スペックだけで見ても、ホームルーターとして非常に高いスペックを持っており、コスパも非常に高いので優秀な機種だと言えます。
何よりWiMAX+5Gは、SoftBank Airのようによくわからない速度制限がないので、大量に使う時でも3日制限だけ意識しておけば問題ありません。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12はどこで契約すると最安値?
Speed Wi-Fi HOME 5G L12が契約できる場所は、店舗やWEBなどいろいろあり、プロバイダの選択肢もUQ WiMAXだけではありません。
- 各社プロバイダの公式サイト(Vision WiMAX/カシモWiMAX等)
- 家電量販店(BIC WiMAX/ワイヤレスゲート等)
- UQ スポット(UQ WiMAX)
契約場所によってプロバイダが違ってきます。
そしてSpeed WiFi HOME 5G L12をお得に契約するには、お得なプロバイダを選ぶのが大切です。
要するに、Speed Wi-Fi HOME 5G L12は、お得なWEB限定プロバイダから契約するのが一番!ということです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12が安いプロバイダが分かる比較表
利用期間別に比較表をご用意しました。
最もコスパよく、また将来的に良い機種が出てきた時の乗り換えやすさも考慮すると、2年利用時の比較が最も最適です。
万が一、将来的に光回線に乗り換える可能性も考慮すると、3年契約は流石に長すぎるので、是非2年利用時の比較をご覧ください。
最も現実的な契約年数である2年間での最安値は「カシモWiMAX(特別キャンペーン)」です。
よくWiMAXは3年契約で比較されていますが、そもそも3年は長すぎます。
現実的にスマホでも2年で乗り換える人が多い中、WiMAXは3年使うかもというのは到底現実的ではありませんよね。
だからこそ、最も現実的な契約年数にあたる2年で想定した時に、実際に安いWiMAXプロバイダはどれなのか?という比較が大切になってきます。
この機会にお得なプロバイダでご契約くださいね!
Speed WiFi HOME 5G L12を契約するならカシモWiMAXが一番おすすめ
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- オプション加入不要は一切不要
- コールセンターはすぐ繋がるから安心
- 3年間の実質月額は最安値ではない
- コールセンターが050番号(特に残念というわけでもない)
※ZEUS WiMAXはコールセンターなし、GMOとくとくBBは0570番号のナビダイヤルに比べると全然良い
単純に月額料金を抑えたい!という方に最適で、2年間の利用であれば最安値です。また、特別なキャンペーンサイトから申し込むことで、手続き不要でAmazonギフト券20,000円が受け取れます。
ちなみに、販売当初からサポートがしっかりしていると評価も高く、シンプルに手間なく安く使えるとビジネスマンからの評価が非常に高いです。
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3年間での最安値はZEUS WiMAX!GMOとくとくBBではなかった・・・

ZEUS WiMAXは、6月から登場した新しいWiMAXプロバイダですが、その料金内容は3年利用なら最安値です。以前まではGMOとくとくBBでしたが、変わるものですね。
ただ、GMOとくとくBBもそうでしたが、ZEUS WiMAXも最安値といいづらいデメリットがいくつかあります。
- 端末代21,780円がかかること
- キャッシュバックが遅い(手続き11ヶ月後&受け取り12ヶ月後)
- キャッシュバックには高額オプション2つに同時加入が必要
- コールセンターサポートがない(GMOはあるが繋がるのが遅い)
キャッシュバックが遅く受け取れないリスクがあり、高額オプション加入が必須なので、ある意味で最安値に見せられているだけでは?と思ってしまうプロバイダでもあります。以前から口コミ評価で散々言われていたGMOとくとくBBも同じですね。
ただ、3年契約で最安値というのは事実なので、3年は確実使う最安値が欲しい人で、しっかりと契約内容の自己管理ができる方に最適なプロバイダです。
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安心の電話サポートならVision WiMAXがおすすめ

Vision WiMAXは、オプション不要でキャッシュバック10,000円もあり、受取り手続きも忘れる心配が無いほど簡単!なによりもサポートの良さが目立ちます。
更にコールセンターはよくあるナビダイヤルではなくフリーダイヤルになっており、電話をしてから繋がるまでの時間も早く、初月無料+事務手数料無料と初回請求額も最安値に抑えることが可能です。
想定しうるあらゆるリスクを上手に排除してくれているプロバイダです。また、解約後のことまで考えてくれていて、不要になった端末を買取して最終請求額から引いてくれるシステムまで用意してくれています。
そういった意味で、Vision WiMAXは契約する時は安く解約する時も安くでき、最安値級の安心できるプロバイダです。
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なぜGMOとくとくBBはおすすめじゃないの?
単純にお得に見えるけど最安値ではなく、高くつく可能性があり、カシモWiMAXとほとんど料金差がないからです。
- オプション2種類に強制加入となる(申込時)
- コールセンターに繋がりにくい&通話料がかかってしまう(ナビダイヤルだから)
- WEBでのオプション解除や解約手続きにはタイミングがある
GMOとくとくBBはオプション2つに加入必須で、1ヵ月経過しないとオプション解除できなくなっており、解除し忘れるリスクもあります。
また何かあった際にコールセンターに電話される場合は、基本的に繋がりにくく、更にナビダイヤル(20秒11円の通話料)が掛かるため30分待つと想定外に990円の費用がかかってきます。
また、GMOとくとくBBのマイページで解約手続きやオプション解除ができるのはできますが、オプションの解除は契約から1ヶ月後にしか解除ボタンが表示されず、解約ボタンも更新月のタイミングでしか表示されません。
コレ以外は電話で外す必要があるわけですが、かなり待たされることになり、通話料だけでオプション代を上回ることになる可能性もあります。
ちなみにZEUS WiMAXもキャッシュバックの受けにくさとデメリットの面でおすすめはしておりません。

全てを踏まえて考えると、ある程度仕組みを理解した上で、効率よく手続きを進められる方でないと、無駄な費用がかかるプロバイダであるということになります。
だからプロ目線でおすすめしていません。

Speed Wi-Fi HOME 5G L12のよくある質問
- Speed Wi-Fi HOME 5G L12はおすすめ?
- Speed Wi-Fi HOME 5G L12は速いの?
- Speed Wi-Fi HOME 5G L12の対応エリアは?
- Speed Wi-Fi HOME 5G L12を安く手に入れる方法は?
- 5G対応のWiMAXルーターは他にもある?
- ドコモ home 5G HR01とどっちがいい?
Speed Wi-Fi HOME 5G L12はおすすめ?
WiMAXの5Gホームルーターとしては、L11とスペックは変わらないですが、同時接続台数の多さから各家電をWi-Fiにつなぎたい方にはおすすめしやすいです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12は速いの?
速いか遅いかで言えば、速いですが最速ではないです。
実測値は計測場所や条件によりますが、同じスペックのSpeed Wi-Fi HOME 5G L11で4G回線利用時でも平均30~50Mbpsでますし、5Gエリアであれば100Mbpsを超える速度が出ることもよくあります。
よくある、遅いと感じる光回線(マンションタイプVDSL方式)より速いと感じることが多いかと思います。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12の対応エリアは?
WiMAXが公開している対応エリアをご確認ください。
画面右上のモード設定は「【5G対応】スタンダードモード」にしていただくと、Speed Wi-Fi HOME 5G L11で利用できるエリアが表示されます。
※5Gのエリア以外でも4G回線にて快適に利用できます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12を安く手に入れる方法は?
Speed Wi-Fi HOME 5G L11を手に入れる方法は、UQ WiMAX等の各プロバイダで契約する際に購入するか、各種プロバイダ契約で無料で手に入れるかの2択が基本です。
他にも、Amazonや楽天市場・Yahooショッピングなどで中古端末を購入する方法もありますが、分割途中だったりと色々事故が多いので、ある程度の期間がすぎるまでおすすめできません。
結局、安く手に入れる方法は、Speed Wi-Fi HOME 5G L12が無料のプロバイダで契約することではないでしょうか。
→Speed Wi-Fi HOME 5G L12が安いプロバイダをみる
5G対応のWiMAXルーターは他にもある?
WiMAXから販売している5G対応ルーターは全部で4種類あります。
モバイルルーター![]() (持ち運びサイズ) | ・Galaxy 5G Mobile Wi-Fi ・Speed Wi-Fi 5G X11 |
ホームルーター![]() (据え置きサイズ) | ・Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ・Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
どの端末も、規格上の通信速度は最大2.2~2.7Gbpsと高性能で実際に速度も安定しています。
どれを選んでも比較的ハイスペックですが、モバイルルーターを選ばれる場合は「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」にされることをおすすめします。
ホームルーターはどちらを選んでも使用感に差はでません。
ドコモ home5G HR01とどっちがいい?
ドコモのHOME 5G HR01は、2021年8月末の発売当初から非常に人気があり、今では多くのユーザーに利用されています。
やはり人気の理由は、WiMAXよりも3日制限がゆるく、3日30GB以上使えることにほかなりません。ただ利用場所次第で3日制限が変わるようで、利用者が増えるとともに制限自体も厳しめになっていくことは容易に予想できます。
ただドコモスマホユーザーであれば、ドコモ home 5Gにされたほうが安くなり、通信速度もしっかりと速いので、強くおすすめします。

まとめ
WiMAXの5Gホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」は、実用性の高いスペックをしっかり確保していながら端末代も安く、月額料金なども考慮すると非常にお得に利用できます。
また、SoftBank Airやドコモ home 5Gのように持ち運びもできないこともなく、基本は家で使うけど旅行の宿泊先や実家に持って行くといった使い方にできます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12が特別優れた機種かどうかでいえば、決してそんなことはありませんが、WiMAX+5G自体は他の5Gルーターより安く仕上がっていてコスパが良いのは間違いありません。
そういった意味では、Speed Wi-Fi HOME 5G L12を選ぶのはおすすめといえますよ。
