ドコモの5Gホームルーター「home 5G」とSoftBankのホームルーター「SoftBankAir」はどっちも無制限だけど、どっちがいいんだろう?
安さならSoftBankAirみたいだけど、本当にSoftBankAirでよいのだろうか?などあらゆる疑問をいただきます。
しかし、家の中だけで使う据え置き型のWiFi(ホームルーター)だからこそ、安定した通信ができるだけでなく、動画をたくさんみたり、ネットサーフィンをしたりといった使用用途に対して、快適に使えるのか?というのも重要なポイントです。
ここでは、ドコモ home5GとSoftBankAirの実際の月額料金だけでなく、利用や解約を想定した料金までわかるようにし、実際に利用した際の速度や使えるデータ容量等などの使用感やコスパ感がわかるように徹底的に比較をしました。

瀬戸根 弘宜
ネット回線アドバイザー,WiMAXマスター
神戸新聞社が認めるネット回線アドバイザーであり株式会社LIFEFiTの代表取締役。利用ユーザーのことを第一に考えた、本来あるべきインターネット回線の選び方を提唱。
>監修者プロフィール(マイベストプロ)

ドコモ home5G、SoftBankAir、WiMAX5Gホームルーターなどすべて契約している、神戸新聞社公認のネット回線アドバイザーの私が検証・評価しました。
ドコモhome 5GとSoftBank Airを徹底比較
ドコモ (ITX経由) | SoftBank Air (モバレコAir) | |
---|---|---|
イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
機種名 | home 5G HR01 | Airターミナル4NEXT Airターミナル5 |
月額料金 | 4,950円 | 1~2ヶ月2,167円 3~24ヶ月3,679円 25ヶ月以降5,368円 |
通信速度 (スペック上) | 4.2Gbps (実測平均70~100Mbps) | Airターミナル4NEXT 612Mbps Airターミナル5 2.1Gbps (実測平均20~40Mbps) |
通信速度 (みんなの平均) | 153.03Mbps (みん速ネット参照) | 44.46Mbps (みん速ネット参照) |
利用回線 (回線周波数) | ■5G回線 Sub6(3.7/4.5GHz) ■4G回線 PREMIUM4G(3.4/3.5GHz) 4GLTE(1.5/1.7/2.0GHz) プラチナバンド(700/800MHz) | ■5G回線 Sub6(3.4/3.7GHz) ■4G回線 AXGP(2.5GHz) 4GLTE(2.1/3.5GHz) |
データ容量 | 無制限 (3日30GB制限?)※1 | 無制限 (3日制限なし) ※不明な速度制限がある |
端末代 | ●home 5G HR01 39,600円 (3年利用で実質無料) | ●Airターミナル4NEXT 59,400円 (3年利用で実質無料) ●Airターミナル5 71,280円 (3年利用で実質無料) |
契約期間 | 縛りなし (実質3年) | 縛りなし (実質3年) |
スマホ割引 | docomo 最大1,100円/月 | SoftBank 最大1,100円/月 ※セット割引利用時は料金プランが変わる |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
解約違約金 | 0円 | 10,450円 |
キャンペーン | 現金15,000円 キャッシュバック | 現金17,000円 キャッシュバック |
実質月額※2 (3年間) | 4,625円 | 4,102円 (違約金10450円含む) |
実質月額※3 (2年間) | 4,966円 | 3,803円 (端末残債18150円含む) |
住所以外の利用 | NG | NG |
※2 3年契約の基本更新月に合わせて、37ヶ月分の総額(違約金等含む)からキャッシュバック分を引いて37分割した金額
※3 25ヶ月分の総額(違約金等含む)からキャッシュバック分を引いて25分割した金額
参考記事
→ドコモ home5Gの評判・レビュー・キャンペーン情報等の詳細はこちら
→SoftBankAirの評判・レビュー・キャンペーン情報・代理店比較等の詳細はこちら
比較結果1:SoftBank Airのほうが安い
ドコモ home5Gより、SoftBankAirのほうが「2年間約3万円・3年間で約2万円」ほど安いです。
そもそもモバレコAirは2年間の割引額が大きいため、この差がでているということになり、通常のSoftBankAirならここまでの差はでません。
どうしてもドコモ home5Gは毎月4,980円というベースが変わらないため、SoftBankの割引の効いた月額料金と比べてしまうと、大きな差を感じてしまいます。
どちらにしても、ドコモ home5GよりもSoftBankAirのほうが確実に安いというわけです。
比較結果2:ドコモ home5Gのほうが通信速度が速い
通信速度はドコモ home5GはSoftBank Airより約3.5倍速いという結果でした。
実測値 (みん速ネットの平均) | スペック上 | |
---|---|---|
ドコモ home5G![]() ![]() | 153.03Mbps | 4.2Gbps |
SoftBank Air![]() ![]() | 44.46Mbps | Airターミナル4NEXT 612Mbps Airターミナル5 2.1Gbps |
ホームルーターを考える上で、快適に利用できる通信速度が出るかは重要な要素であり、速度が出るからこそ快適にインターネットが利用できます。
動画を楽しみたい方やあらゆるWEBサービスを快適に使えるのはhome 5Gということです。
比較結果3:対応エリア&室内での安定度はドコモ home5Gのほうが優秀
対応エリアや室内での安定性は、ホームルーターに対応している利用回線からみて、圧倒的にドコモ home5Gのほうが優れているのは明確です。
利用回線 (回線周波数) | |
---|---|
ドコモ home5G![]() ![]() | ▼5G回線▼ Sub6:3.7GHz/4.5GHz ▼4G回線▼ PREMIUM4G:3.4GHz/3.5GHz 4GLTE:1.5GHz/1.7GHz/2.0GHz プラチナバンド:700MHz/800MHz |
SoftBank Air![]() ![]() | ▼5G回線▼ Sub6:3.4GHz/3.7GHz ▼4G回線▼ AXGP:2.5GHz 4GLTE:2.1/3.5GHz |
この利用回線でみるべきポイントは、4G回線の多さと周波数帯です。


電波を、高周波(2.5GHz以上)・低周波(700~900MHz)に分けると分かりやすいのです。
例えば、高周波は一度に送受信できる情報量が多いですが、障害物があると反射・吸収されてしまう特性を持っているので、障害物の奥側に電波が届きにくいです。
逆に、低周波は一度に送受信できる情報量自体は少ないですが、障害物を避けて障害物の奥側に回り込む特性を持っているので、基地局との間に山があっても多少ならば奥側まで届きます。
これらの結果から言えることは、SoftBankAirはプラチナバンドが使えないので、まず田舎やマンションが立ち並ぶ場所では電波が弱くなりやすく、室内で奥にしても窓から離れると極端に電波が弱くなるということです。
ドコモは、プラチナバンドと呼ばれる低周波帯域(700~900MHz)の回線を利用できるので、田舎などでも電波入りやすく、室内でも比較的安定しやすいです。
更にいえば、ドコモもSoftBankもスマホなどで利用されている主要回線は2.0GHz/2.1GHz(BAND1/3)となっていますが、基地局の開発度合いからみて、ドコモとSoftBankでは比べるまでもないほどドコモのほうが多いです。
基地局が多い=周辺電波の強度が高い=周辺で利用できる回線キャパが多いということになり、通信速度が安定して出たり電波が弱くなりづらいエリアが多いということを表しているわけです。



めっちゃシンプルに言うと、ドコモのほうが圧倒的に電波環境が良いということです。
スペック比較だと使えるデータ容量の優劣はわからない
ホームルーターにおける重要スペックの一つでもある「データ通信容量」ですが、どちらも1ヶ月間無制限となっていますが、3日制限やその他の速度制限の兼ね合いから、実際の速度制限容量が不明確です。
データ容量制限 | 1ヶ月制限 | 3日制限 | その他の制限 |
---|---|---|---|
ドコモ home5G![]() ![]() | 無制限 | あり ※30GB程度が信憑性あり | 基本なし |
SoftBank Air![]() ![]() | 無制限 ※怪しい | なし | あり ※夜めっちゃ遅くなる |
厳密な話をすると、ドコモ home5Gは3日制限の数値が不明確で誰もわかっていません。
SoftBankAirは、1ヶ月制限や3日制限は設けられていないですが、時間帯による制限や不明確な使用データ容量による制限が細々とあります。
そのため、どちらもどの程度使えば速度制限にかかる!と公言することができず、またスペック比較だけの判断ならSoftBankAirのほうが良さそうですが、よく分からない速度制限により無制限とは言えないというわけです。



個人的に使用した感覚と口コミなどを考慮すると、ドコモ home5Gは3日30GBが目安で制限に、SoftBankAirは月200GB以上を目安に速度制限にかかっている印象です。
あくまでも目安であり、エリアの混雑状況次第で誤差はあるようですが、月1000GB以上使えている人も割といるドコモ home5Gの方が制限が甘いと言えると思います。
ホームルーターはドコモ home5GとSoftBankAirのどっちがいいの?
結論からいうと、ネット回線アドバイザーの私がおすすめするのは「ドコモ home5G」です。ただし、100人中100人におすすめできるわけではありません。
しかし、100人中90人ぐらいにはおすすめできる確かな理由があります。



検証のために、ドコモ home5G・SoftBankAir(Airターミナル4)・WiMAXホームルーター(2機種)を契約しているからこそ、実際の違いがわかります。
ドコモ home5Gをおすすめする理由
- SoftBankAirよりドコモ home5Gのほうが電波が強い
- いつでも安定した高速通信が可能
- 3年未満での解約でも負担が少なく済む
- データ容量をとりあえずは気にせず使える
- サービス的に安定していて評価が高い
SoftBankAirよりドコモhome 5Gのほうが電波が強い
ドコモ home5Gは、以下3つの回線が利用できるので室内でも安定しています。
- エリアと速度のバランスが取れた主要回線(2.0GHz帯)
- 超高速通信可能なPREMIUM4GLTE(3.4/3.5GHz帯)
- プラチナバンド(700~800MHz帯)
SoftBankAirは、5G回線はまだまだエリアが狭く、現時点でSoftBankスマホの主要回線(2.1GHz帯)と3.5GHz帯のLTE、また別のAXGPのみとなっています。
しかし、スペック上ではいいように書いてあっても、SoftBankAirではAXGPや主要回線ではない3.5GHz帯のLTEをメイン利用しているため、実際のところ室内でも窓から離れると極端に電波が悪くなりやすいです。



少し専門的すぎる内容かもしれませんが、一番重要なのが使える電波なので、とにかくドコモは電波がすごい!ぐらいに思っておいていただければと思います。
※ちなみに私はauのほうが好きなので、ドコモ推しではありません。
やはりホームルーターは室内で使うものだからこそ、入ってくる電波が強いほうが良いというわけです。
いつでも安定した高速通信が可能
ドコモ home5Gはあらゆる時間で計測しても60Mbps以上の数字をカウントしてくれます。
実際に契約しているドコモ home5G(HR01)の速度計測結果を御覧ください。


最低でも67Mbpsの下り速度(ダウンロード)で、20時頃の遅くなりやすい時間帯でも下り96Mbpsもでていました。
ちなみに同じ遅くなりやすい20時頃のSoftBankAirやWiMAXの実際の通信速度も御覧ください。


SoftBankAirはドコモ home5Gの10分の1程度の速度しかでていません。ちなみに9.3Mbpsだと高画質動画を再生しようとしても止まることがあります。
やはり最低でも15Mbps以上でていないと困るシーンもあるので、そういった点で考えるとドコモ home5GはSoftBankAirより安心して利用できるというわけです。
3年未満での解約でも負担が少なく済む
ドコモ home5GとSoftBankAirは3年未満で解約する場合、端末残債が請求されることとなるので、途中解約は少々しづらいという問題があります。
その中でも、ドコモ home5Gは比較的負担が少なく短期解約できます。
ドコモ (ITX経由) | SoftBank Air (モバレコAir) | |
---|---|---|
イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
端末代 | ■home 5G HR01 39,600円 (3年利用で実質無料) (分割:1100円×36回) | ■Airターミナル4NEXT 59,400円 (3年利用で実質無料) (分割:1,650円×36回) ■Airターミナル5 ※10月より発売 71,280円 (3年利用で実質無料) (分割:1,980円×36回) |
解約違約金 | なし | 10,450円 |
ドコモ home5Gは、違約金の設定がなく端末代がSoftBankAirより安めなので、中途半端な時期での解約であってもSoftBankAirより負担は少ないです。
実際に、2年以内での解約時に掛かる費用をシミュレーションしてみました。
6ヶ月目 | 12ヶ月目 | 18ヶ月目 | |
---|---|---|---|
ドコモ home5G | 合計 33,000円 端末残債:33,000円 違約金:0円 | 合計 26,400円 端末残債:26,400円 違約金:0円 | 合計 19,800円 端末残債:19,800円 違約金:0円 |
SoftBankAir ※Airターミナル5の場合 | 合計 69,850円 端末残債:59,400円 違約金:10,450円 | 合計 57,970円 端末残債:47,520円 違約金:10,450円 | 合計 46,090円 端末残債:35,640円 違約金:10,450円 |
SoftBankAirは端末代が高いので、残債請求額が大きすぎ、また違約金もあるので、1年半でも46,000円ほどの負担額となります。
ドコモであれば2万円以下におさまっているため、半分以下の負担で解約できるということになります。
データ容量をとりあえずは気にせず使える
ドコモ home5Gは3日制限があるとはいっても、利用者の周辺基地局の混雑状況によって制限が変わってくると推測されます。
そのため、混雑していないエリアであれば、2.3TBも使えているというすごい事が起きています。
docomo Home5G、今月で2.3TB通信してる。
— かい@東京ドリ天流 (@TOKYOGIRLSLOVE0) September 6, 2021
制限は全くなし。 pic.twitter.com/Cqh90MYsaq
ただ、1日10GB程度の利用におさえていないと速度制限?っぽい状況になったという人もいるので、全員が全員大容量通信が行えるというわけではなさそうです。
それでも、WiMAXでさえ3日15GB制限なので、ドコモは最低でも3日30GBだと考えることもでき、非常に多い事がわかります。
また、SoftBankAirはなぞの速度制限により、そもそも大容量通信ができないなどの状況になりやすく、結局無制限とは言いつつも速度制限にかかっているので、使えるデータ容量自体は月200GB程度だと考えると間違いないです。
実際に月100~200GB程度で速度制限にかかって使い物にならない!と嘆いている方の口コミも多いです。
サービス的に安定していて評価が高い
ドコモの #home5G を導入しました!
— バター㌧ (@bataaken) September 6, 2021
下り70m〜100m 上り8m
下りはソフトバンクエアーの倍くらい出てるから快適になった🤗
夜でも遅くならないからどえらい良い🤗
電波もよく飛ぶから離れの仕事部屋でも快適🤗
ソフトバンクエアーは夜と雨で激遅になってたなぁ💦 pic.twitter.com/lIHS4lldUg
docomo home 5Gめっちゃ速い
— FreD (@imidibimi) September 11, 2021
4G回線5GHzでこれで、10末頃に5G回線エリアになるから更に速くなるのか
バイバイWiMAX pic.twitter.com/JP5nUnGJHC
速度評価も高くエリア評価も悪くありません。
ドコモhome 5G、田舎というか4G回線しかきてないようなところだと速度ダメですね(福岡県内某所) pic.twitter.com/NvQU6cMHhR
— 篠原修司@福岡 (@digimaga) September 1, 2021
ちなみに田舎よりだと速度はあまり早くないようですが、通常のネットをする分には十分な速度はでています。なによりしっかりと電波が入っているという事実がすばらしいです。


【逆説】なぜSoftBank Airをおすすめできないのか?
端的に言えば「コスパが悪い」ということに尽きるわけですが、コスパを悪くしている要因は次の6つです。
- コアタイム(夜)の通信速度が遅すぎることがある
- 途中解約時に発生する違約金などが高すぎる
- 電波が弱くて安定しない
- 2年後の月額料金が高すぎる
- 無制限といいつつ色々隠れた制限がある
- SoftBankスマホの割引額は実は少ない
特に最初の3つは、ネガティブな口コミでも上がっていることの多い部分であり、契約してからこんなつもりじゃなかった!と感じやすい部分でもあります。
SoftBankAirは特に、ホームページに記載情報どおりの使い勝手はありません。高速通信が使い放題というわけでもなく、常に快適な電波環境というわけでもありません。
コアタイム(夜)の通信速度が遅すぎることがある
まず実際の夜に遅いと感じている人の声を御覧ください。
SoftBankAirこの時間で超遅い これが深夜になるにつれてさらに遅くなるのか これはひどい
— NAKI (@pofuki) June 30, 2021
なんか動きが鈍いと思ったら通信速度がヤバイ…
— o_nちゃん (@ztUoCKmeGihWTT0) July 3, 2021
SoftBank air遅すぎ pic.twitter.com/BOMuxoCOJJ
実際に利用する人の多い時間帯(コアタイム)である、20時〜23時頃に使い物にならないレベルの通信速度になることが多いです。



実際に契約していてデータを取りますが、夜に10Mbps以下になることは結構な割合であります。
ただ昼は40~60Mbpsほど出ていることも多いです。
結局、使いたい時に使えない可能性がある!というのは、快適性がないWiFiということですよね。
途中解約時に発生する違約金などが高すぎる
SoftBankAirを3年未満で解約する場合、ものすごく費用面の負担が大きく解約したくてもできないユーザーが多いのも事実です。
ドコモ home5Gをおすすめする理由の「3年未満での解約でも負担が少なく済む」でも紹介していますが、SoftBankAirは1年未満での解約だと5~7万円ほど、1年以上2年未満でも4万円以上の解約負担がある場合もあります。
SoftBankAir
— shun (@OORer85176510) July 2, 2021
解約金は6万5千円。。。
速度遅い、(SoftBank)対応が悪い、
いや、ゴミすぎるでしょ。。
孫め、、、許さん。。
SoftBank光??入れるかクソが。。
特に最新機種であるAirターミナル5は端末代が高い分、その負担も大きくなっているわけです。
電波が弱くて安定しない
SoftBankAirは利用できる回線の特性から、どうしても室内に入ると電波が弱くなるリスクが高いです。
その結果、以下の様なことが起こります。
なんかうちの
— Sora.wktk (@SoraWktk) July 5, 2021
SoftBankAIRちゃんが
今までの位置が気に食わないみたいなので
少し移動させてあげました!
元の位置だと赤点の1になって
移動させたら緑の3に!!!
まじで、ぶっ壊すぞくそが。 pic.twitter.com/9UZ4PJCPDH
置く場所によって電波強度がかわり、基本的には窓側が強いという状況になります。(どんなホームルーターも同じですが。)
ただ、電波が他よりも弱い結果以下の様なことが起きることもあります。
Softbank Air、電波良さげな所が見つからぬ。
— 駿坊 (@laziness_govern) July 6, 2021
周辺の建物などの関係から、窓際でも電波が弱いこともよくあります。
これは電波的死角といいますが、SoftBankAirはドコモ home5Gよりも遥かに死角が多いです。
2年後の月額料金が高すぎる
SoftBankAir(最安値のモバレコAir)は、2年間は月額割引が効いていることもあり、24ヶ月目までは3,000円代となっていますが、25ヶ月目以降は5,368円といっきに最高値となります。
ドコモ (ITX経由) | SoftBank Air (モバレコAir) | |
---|---|---|
イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
月額料金 | 4,950円 | 1~2ヶ月2,167円 3~24ヶ月3,679円 25ヶ月以降5,368円 |
端末代 | ●home 5G HR01 39,600円 (3年利用で実質無料) | ●Airターミナル4NEXT 59,400円 (3年利用で実質無料) ●Airターミナル5 71,280円 (3年利用で実質無料) |
解約違約金 | 0円 | 10,450円 |
今まで割引があった!ではなく、結局割引をすることで安く見せ、更に3年間以上使わないと端末残債が高いから解約しづらいという状況になることを想定されたプラン設計となっているわけです。
また最悪の場合は、端末残債も違約金もかからない49ヶ月目の更新月(違約金が掛からないタイミング)までと考えると、25ヶ月目~49ヶ月目までの24ヶ月間も高い月額料金となってしまいます。



SoftBankはマーケティングが上手です!
無制限といいつつ色々隠れた制限がある?
SoftBankAirを使っていくと、契約してから2週間〜1ヶ月程度でわかるようになってくる謎の速度制限があります。
SoftBankAirゴミすぎん?
— タクミ (@taku_cbsf) September 20, 2021
速度制限でもかかっとん?#ソフトバンク#ソフトバンクAir pic.twitter.com/E0XWp1Tt2V
夜のゴールデンタイムを何とか外せばPINが50で安定するときがありますよ。
— Atlastar (@atorantaru4) September 26, 2021
ただソフトバンクエアーは時間帯で制限がかかったり、使用時間で制限がかかったりするので注意が必要だったりします。
自分も一日に時間程度であれば地方都市でしたがプレイできましたよ。
たまに敵がワープしましたが・・・
実際にSoftBankでも以下の様に解説しています。
サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
・ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
・特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
引用元:SoftBank Air(ソフトバンクエアー) の速度制限などについて
SoftBankは、auやドコモとは違い、再販SIMを大きく売り出していた時期があり、そういったWiFiでの利用も多いため、あらゆるエリアでネットワーク高負荷になりやすい状況です。
そのため、快適に利用できる場所もあるにはありますが、住んでいる人の多い場所だとどうしても遅くなりやすいというわけです。
結果的に、現状では無制限という表記はやめたほうが良いのでは?と言いたいところではあります。
SoftBankスマホの割引額は実は少ない


SoftBankAirとSoftBankスマホ(Y!mobileスマホ)を同一名義で利用している方は、スマホ側の料金が最大毎月1,100円割引になります。
ただし、スマホ自体の料金は割引になるものの、SoftBankAirの月額料金が2年間は550円あがってしまうので、実質550円しか安くなりません。
料金 | |
---|---|
通常 | ![]() ![]() 1~2ヶ月:2,167円 3~24ヶ月:3,679円 25ヶ月~:5,368円 |
セット割り有 | ![]() ![]() 1~2ヶ月:2,717円(550円UP) 3~24ヶ月:4,229円(550円UP) 25ヶ月~:5,368円 |
このように、SoftBankスマホが割引になったからといって、めっちゃお得なのか?というと決してそんなこともないというわけです。
SoftBankスマホが安くなるし、無制限と書いてあるからSoftBankAirにしよう!と選んでしまったことで、実際の通信速度や速度制限などを体感した時にやってしまった…とならないようにしてくださいね。


SoftBankAirをおすすめできる人は限られる
SoftBankAirをおすすめできるのは『月150GB以下の利用で収まるミドルユーザーかつ安さを重視する人』です。
ホームルーターとしてのスペックだけでみると、SoftBankAirはデータ通信容量や通信速度の面でドコモ home5Gより劣りますが、2~3年間シッカリと使うならSoftBankAirのほうが2万円~3万円ほど安いです。
これらの事実を踏まえると以下の様な方であれば、SoftBankAirのほうがコスパが良いと言えます。
- 普通に使える通信速度なら問題無い人
→2K画質程度の動画再生できるレベル - 動画視聴時間は1日平均4時間以内の人
→デフォルト設定〜2K画質程度以下の動画に限る
SoftBankスマホ利用者は更に2年間で1万円、3年間で2万円も通信費自体を抑えることができます。
SoftBank Airは、平均速度が20~40Mbpsでていますが、無制限とうたっているものの夜は通信速度が10Mbps以下になる日もあったりするため、常に超高画質動画を再生しつづけたり、オンラインゲームを長時間楽しむなどの使い方には向いていません。
しかし、一般的なWEBの利用程度で収まっている方の場合、必要データ容量は約150GBもあれば充分で、通信速度も15Mbps程度でていればそこまで困ることはありません。
1ヶ月あたりの利用データ容量の目安


2020年以降、利用データ容量は1.2倍程度に増え気味なので、月160GB程度あれば問題ない!ということになります。
月150GBの目安
サービス | 月100GB目安 | データ使用量 |
---|---|---|
Youtube (自動選択=480~720p) | 1ヶ月あたり 約182時間 222時間〜142時間 (自動選択設定時) 1日あたり 約6時間 7.4時間〜4.7時間 (自動選択設定時) | 360p:約200MB/1h 480p:約450MB/1h 720p:約700MB/1h 1080p:約1.3GB/1h |
hulu (中画質(推奨モード)) | 1ヶ月あたり 約170時間 1日あたり 約5時間 | 約590MB/1h |
NETFLIX (スタンダード:高画質(HD)) | 1ヶ月あたり 約83時間 1日あたり 約2時間 | 約1.2GB/1h (動画により変わる) |
Amazon Prime Video (スタンダード:高画質(HD)) | 1ヶ月あたり 約142時間 1日あたり 約4時間 | 約700MB/1h (動画により変わる) |
Amazon Music (自動音質) | 1ヶ月あたり 約1500時間 ]1日あたり 約50時間 | 約66MB/1h (高音質は258MB/1h) |
radiko(ラジコ) (自動音質) | 1ヶ月あたり 約3000時間 1日あたり 約100時間 | 約40MB/1h |
Youtube Music (自動音質) | 1ヶ月あたり 757時間 1日あたり 約25時間 | 約132MB/1h ※1曲5分高音質の場合 |
ネット閲覧 (Yahoo!トップページ) | 1ヶ月あたり 6,250時間 1日あたり 約208時間 | 約16MB/1h ※40ページ閲覧想定 |
画像のDL・UP (スマホ・デジカメ標準) | 1ヶ月あたり 2万枚 1日あたり 約666枚 | 約3~5MB/1枚 |
パワポ資料のDL・UP (10ページ+画像10枚構成) | 1ヶ月あたり 3,300資料 1日あたり 約110資料 | 30.15MB/1資料 |
メール (300文字程度のテキストのみ) | 1ヶ月あたり 約2千万通 1日あたり 約66万通 | 5KB/1通 |
GoogleMAP | 1ヶ月あたり 約6,666時間 1日あたり 約222時間 | 15MB/1h |
LINE(メッセージ) | 1ヶ月あたり 約2万通 1日あたり 約666通 | 30MB/100通 |
LINE(通話) | 1ヶ月あたり 約4,000時間 1日あたり 約133時間 | 約25MB/1h |
LINE(ビデオ通話) | 1ヶ月あたり 約333時間 1日あたり 約11時間 | 約300MB/1h |
1ヶ月あたり 約250時間 1日あたり 約8.3時間 | 400MB/1h | |
ZOOM | 1ヶ月あたり 166時間分 1日あたり 約5.5時間 | 600MB/1h |
必要な通信速度の目安


下り速度は、10Mbps出ていれば大抵のことは問題なく利用できます。
一部、25Mbps以上でていないと4K画質程度の動画再生時は止まります。またFPS等のオンラインゲームも平均30Mbps以上安定して出るような回線でないとPing値も安定しないので、ラグがひどい状況になりやすいです。
ソシャゲや激しくないオンラインゲームなら10Mbps程度でも問題なくプレイできます。
【参考】SoftBankAirが5Gになっても状況は変わらない
SoftBankAirから新しく5Gに対応した端末(機種)であるAirターミナル5が発売開始されます。
しかし、残念ながらどれだけ端末スペックが上がろうとも、SoftBank回線のキャパ状況や利用できる周波数が変わらないので、現状と何も変わらないことが明確です。
更にいえば、SoftBankは5G回線のエリア拡大が他キャリアよりも大きく遅れており、5G回線がいろんなエリアで使えるまでには1年2年程度の時間が余裕で必要です。
だからこそ、SoftBankAirが5Gに対応したからといって、過度な期待は禁物です。
まとめ
ドコモ home5GとSoftBankAirは、どちらも無制限をうたっていますが、SoftBankAirは制限はなくても速度が遅めなので結局そこまで使えない!なんてことも多いです。
逆に、ドコモ home5Gはしっかりと100Mbps程度の速度を維持した状態で、3日30GBほどは確実に使える状況であり、月1000GB以上使っている人も結構います。
そういった意味で、ホームルーターを安心かつ快適に利用するならドコモ home5Gにされるのが結局コスパが良いと言えると思います。
見た目の安さではなく、快適にWiFiを利用できている時間も価値にぜひ含めてご検討くださいね!